「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」いわゆる「もの補助」の採択結果が発表されました。採択率は39.6%で、噂されたような低水準とはならず、我々の担当した案件も3分の2が採択され、順当な結果となりました。
採択された案件は、事業計画そのもののスジの良さに加えて、診断士チームの専門的支援が上手く機能しました。力及ばず不採択となった案件も、ご縁があれば、事業計画の段階から少し時間をかけてご支援したいと思います。
今回の採択状況を見渡してみると、諸条件勘案して、おおよそ順当な採択結果となっているようです。その中で、事業計画としてのスジがいいのに、社長さん独力で申請され、不採択となった案件が散見されます。「我々が支援したら採択されたのになあ」と思うケースです。申請に際して少しでも不安があれば、是非、ご一報いただければと思います。
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自動車用金型メーカーの1日診断
豊橋の信用金庫様のご依頼で自動車用金型メーカーの原価管理に関する1日診断を行いました。1日診断は、事前情報を元に、ある程度仮説を持って現場に入るのを原則としていますが、今回はぶっつけ本番の現地入りとなりました。
このような場合は特に基本姿勢が重要になります。まずは傾聴から。会社概要を伺いながら共感と善意を示し、少しずつ質問していきます。組織と工程を教えてもらい、インタビューすべき人、ありそうな帳票、あるべきデータを推測します。ある程度イメージを掴んだら、現場を案内してもらいます。日報に記入する工程番号が現状と合わないので工数がつかめていない。機械稼働時間を記入する欄がないので工数から推測している。材料の使用量は仕入れ伝票でしかわからない。
問題・課題が次々に出てきました。本当に基本的なことばかりですが、改善余地が大きいとも言えます。1日診断でできることは限られますが、ささやかな診断・助言が業績改善につながることを願っています。
もの補助締め切り
「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」いわゆる「もの補助」申請が締め切られました。年末年始に頑張った人も多いと思います。やはり、通ってナンボの世界ですからきれいごとばかり言っていられません。スジのよい計画でも、「申請書」としての勘所を押さえないと残念なことになってしまいます。かいつまんで言うと、下記3点が申請で意識するツボです。
・申請様式に不備があると、入り口ではねられてしまう
・技術面、事業化面、政策面に多面的にポイントが配分されている
・生身の人間である審査員が短期間に多数の申請を処理する
我々もしっかり知恵と汗を絞らせていただきました。
今回の採択率は10%程度と噂されています。ボーダーラインの案件を考えてみた時、不慣れな人が自前で申請書を作った場合と熟練した専門家が作った場合は、10倍ぐらい採択率に差がつくのではないでしょうか?単純に、不慣れな人の採択率を2%、熟練者の採択率を20%、申請金額を1000万円とすると、期待値は前者が20万円、後者が200万円となります。加えて、申請書の作成過程を通じて助言が得られるのですから、専門家による支援は十分ペイします。