アマゾンジャパンの配送網再構築

日本経済新聞朝刊のトップ記事にアマゾンジャパンによる独自の配送網構築の件がでていました。ヤマト運輸様が撤退した対策として、丸和運輸機関様が元請けとなって首都圏宅配網をアマゾンジャパンと共に構築するという内容で、個人事業主を再編するという方向性が示唆されております。
記事の正確さはさておき、この件で何らかの打診を受けた関係者はかなりの数になると思います。中小運送事業者様には、軽トラ、運転手、配送センターをありったけ確保してくれという話ではなかったでしょうか?
この大きなうねりはチャンスであることは間違いありません。
しかしよく考えないとヤマト運輸様どころではない繁忙貧乏になってしまいます。
共存共栄可能な下請け取引の構築、多様な働き方の導入、人事や教育の改革、固定費・変動費率の削減、資金繰りなど経営課題も浮き彫りにされます。宅配便クライシスは社会問題そのものでもあります。ここは頑張りどころ。明るく、前向きにやりましょう。

価格交渉サポート事業

本年度も下請中小企業のための価格交渉サポート事業セミナー講師と個別対応専門家を承っております。
価格交渉サポートセミナーは、下請取引で問題とされる優越的地位の濫用に当たる取引、親事業者の義務と禁止事項といった下請法の解説と、実際の交渉に当たってのノウハウ解説で構成されています。ノウハウ解説では、事例を踏まえながら、原材料の明細と価格推移を記録する、見積もり条件をしっかり記載する、文書に残す、コスト削減の対案を出し、親事業者とよく協議する、親事業者側の組織や権限を考え、相手の立場を考えた交渉をする、などのノウハウをお伝えしています。
コンパクトにまとまっており、有意義なセミナーと信じますが、2時間喋って見て、どこまで実務のお役に立てるかな、と疑問に思うこともあります。現場を思い浮かべてみると、人材不足、経験不足で原材料価格の推移ひとつとっても交渉材料として記録できているところは少ないからです。ましてやコスト削減の対案を出す、親事業者の組織や権限を考えて交渉するなどは思いも及びません。
セミナーで学ぶ知識は価格交渉の入り口までで、実際に準備を整え、交渉に臨むためには、個別対応専門家の支援制度を活用していただくのがよいのかなと思います。
価格交渉サポート事業は、下請取引に関する相談窓口の設置、セミナーの開催、個別対応専門家による支援という3本立ての制度設計となっています。実際にセミナー講師、個別対応専門家として活動してみて、この仕組はよく考えられていると思いました。大変有意義な制度ですので是非ご活用ください。

TOKYO創業ステーション

東京都の創業支援施設「TOKYO創業ステーション」でプランコンサルタントを担当しています。
プランコンサルタントは担任制で創業希望者の事業計画書策定までをお手伝いします。相談に訪れる皆さんは、年齢も経歴も起業動機も事業分野も、事業の具体性や進捗度合いも実に様々です。1コマ1時間で事情の全く異なる皆さんに対応するのは一般の経営コンサルティングとは別の難しさがあります。事業計画の骨組みを意識しつつピースを埋めてもらうよう支援しますが、1時間はあっという間に過ぎてしまいます。
大変ですが面白さもやりがいもあり試行錯誤しながら懸命に取り組んでいます。
私の基本姿勢である、①主体を重んじる②善意である③一生懸命やる④明るく前向きに、はここでも一貫しているつもりですが相談者の皆さんはどうお感じでしょうか?